幸せは、実はすぐそばにあるものなのです。
映画館で見逃してしまったオタール・イオセリアーニ監督の「月曜日に乾杯!」以来4年振りの新作。DVDが出たので早速レンタル。さあ、フランス映画で幸せな時間を過ごしましょうか。
HISTOIRE
突然大臣の職を追われたヴァンサン(セヴラン・ブランシェ)は、肩書きとお金だけでなく、妻と愛人、住む家さえも失ってしまう。しかし、旧友たちと再会し酒を飲んでは歌を歌ったり、優しい女性たちに出会ったりと、自由気ままに過ごす。思いがけず訪れた“人生の休暇”によって、ヴァンサンは本当の豊かさ、生きる喜びに気付く。(シネマトゥデイ)
爆笑もなければ、号泣もない。でもクスッとした笑い、ジワジワくる幸福感。あーいいなあ、この世界観。
引退後に出会う、女と言う女と全員関係を持つヴァンサン。さっすがエロティシズム帝国。とは言えエロの直接的な描写がないから、妄想だけですけどね。
そしてあのミシェル・ピコリが驚きの仮装(?)。え?声太すぎじゃね?って思ったら、こ、この役がピコリ!?
分かり易いストーリーなので、フランス映画が苦手な人にもお勧め。特に今の生き方に疑問を感じている人には、絶対見て欲しい。影響受けちゃったら、「何もかも失ってから過ごす生活の方が充実しているかも!」なんて、すぐにリタイアしちゃう人続出かも。なんてな。
福田元首相には是非見ていただきたい。あ、実はもう劇場公開の時点で見ていたりして。街でローラーブレードしている中年男性見かけたら、それは福田さんかもしれん。なんてな。
とにかく、なーんかお疲れ気味の東京砂漠で働く方々。本当に今、幸せを感じていますでしょうか。なんてな。
んー、しかし“人生の休暇”…「お金がなくても平気なフランス人」だから、成せる業だな。「お金があっても不安な日本人」では到底考え難いセカンドライフだ。
まーなんだかんだ言ってますが、たっぷり癒し効果をいただいたのでした。
「なんてな」続出だな。こんばんは、町田康です。違うかっ
¥150
(計:¥25,304
約185.6ユーロ)
またガキ使にトークがない予感がする。