日本旅行業協会さんのイベントでスピーチしてきました その2

昨日のド緊張プレゼン。
30枚ものスライドを準備して、熱く、熱くフランス愛を語りました。

パリのオススメスポットをいくつか紹介してください、と事前に依頼されていたので
ビュリーや、セバスチャン・ゴダールやメールなど自分のお気に入りのお店から
「めっちゃ観光地ですさまじく絶景なのに、日本人と出会わないスポット」でモンパルナスタワーなどを挙げました。

会場にいらっしゃった方は旅行業界のプロの方々100名。
個人的興味もあり、モンパルナスタワーにのぼるツアーを組んだことがあるか尋ねたところ…
なんといらっしゃいませんでした。ああ、どおりで日本人と会わないはずだわー!
エッフェル塔が見えなくなるのに、なんでエッフェル塔にのぼるんでしょう。
パリの絶景を見たいなら、モンパルナスタワーですよね♪

Instagramにアップしたこの写真も、モンパルナスタワーで撮ったもの。

さて、もちろん私だけが話すイベントではなく…
JATAさんによるパリ視察のご報告など、貴重なお話を聞くことができました。

今、パリは「緊急事態宣言」が出されていて、5月26日まで延長されましたが…

「緊急事態宣言」っていうと、「やっぱりまだ危険なのね!」とか、「戦争…?」とか、連想していたけど…
でも、実際は逆。
警備が強化されたり、裁判所の令状なしに逮捕や家宅捜索ができたり。
例えば、ギャラリー・ラファイエットでは、入口の数を制限してお客さん全員に荷物チェックを行うほど警備も強化されているし、
銃を持った軍人(実際出くわすとちょっと怖いんですけどね…)とか警備員やパトカーの数も増えているし。
逆に、「緊急事態宣言」が出ている期間の方が、守られているんです!

これは大使もおっしゃっていたけど、「緊急事態宣言」の意味を勘違いされている人が非常に多いそう。
…かくいう私も、逆にとらえていました。

イベントが終わった後、たくさんの方と名刺交換させていただきました。
やっぱりまだパリ行きキャンセルは多いそう…ううう
修学旅行がキャンセルになったら一気に何百人ですものね…

でも、メディアでももっとパリの現状、正しく伝えるべきだと思うんです。
実際のパリは、そんなに怖くないのに。

現地は、テロ発生翌日からも、テロ現場以外は至って穏やかだったのに
(まだ緊張感はあったけども)
それでも、日本に帰って来てから見た報道は銃撃戦やテロ現場など怖い映像ばかり。

時が経つにつれて報道されることもなくなって、
ゲスな不倫とか、元プロ野球の怖そうな人が逮捕されたとか、ゲス議員の不倫とか、そんなんばっかり。
(まあゲスな不倫は実はおもしろおかしく見てたけどね)
人々のパリに対する記憶は、テロ当時のあの怖い映像のままなんじゃないかなって。

東京に住んでる私が「パリはもう怖くない!」って訴えるのも説得力に欠けるので…
きちんとした正しい情報が、メディアでもっと流れればいいのになー。