映画『ぼくを探しに ATTILA MARCEL』試写会

My Little Boxのアンバサダー「My Little Ladies」として、映画『ぼくを探しに』の試写会へ行ってきました。

映画『ぼくを探しに』 公式サイト
http://bokuwosagashini.com/
8月2日(土)よりシネマライズ、シネ・リーブル池袋ほか全国公開!

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『ベルヴィル・ランデヴー』がとにかく大好きで大好きで仕方ないわたしにとって
ショメ監督が実写だなんて、どんな風になるんだろう…とドキドキでいっぱいでした。

『イリュージョニスト』のノスタルジーな雰囲気もありつつ
時代背景をぼかしたレトロでファンタジックな色彩がとても綺麗な映像…

口に入れるとすぐになくなってしまうお菓子のように
儚く、繊細な世界が広がっていました。
(『アメリ』のプロデューサーの最新作、っていうだけあって!)

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『ベルヴィル~』で使われた音楽「ATTILA MARCEL」からインスピレーションを受け、
マルセル・プルーストの「失われた時をもとめて」のエッセンスをプラスして作られたというだけあって、
リアリティはもちろんのこと、アニメ作品では見られなかった上品さと
心の奥底に響くものがありました…

『ベルヴィル~』も『イリュージョニスト』も、
ショメ監督作品のアニメはどれも登場人物の“顔”や“目”に特徴があるんだけど
今回すごく絶妙なキャスティング!
若かりし頃のセルジュや、サッカーのドイツ代表・エジルみたいに
眼力あるのに哀愁漂う目をしている主人公・ポールのギョーム・グイ、
マダム・プルースト役のアンヌ・ル・ニ、
伯母さん役のベルナデット・ラフォン(本作が遺作とのこと…涙)、
みんなはまり役。
(エレーヌ・ヴァンサンがごくごく普通に見えたもの…)

アパルトマンの管理人・ジャン=イヴが、
母親に「Jean-Yves!」と呼ばれて
「J’arrive!」と応えるシーンがいくつかあるのですが…
(ダジャレですね)
“甘いお菓子の中に、ちょっぴり塩味”的なスパイスが散りばめられてたのも好きでした。
色彩はマカロンのように色鮮やかな過去の思い出。
苦く不味い紅茶を飲んだ後の美味しいマドレーヌのように、
悲しくつらい過去は希望に満ちた未来に塗り替わる…
おとぎ話や絵本の世界を彷徨ったかと思いきや、
時に凄まじくシュールで現実世界にドーンと連れ戻されるような。
実写でもショメ・ワールドは爆発!
(個人的にはもっともっとシュールでもよかったかも)

シューケットが大好物のポール。
誰からも愛されるけれど、不格好で色を持たないそのビジュアル、
でも食べ始めると止まらない…
それはポールそのものなのかもしれないな。
異常にシューケットが食べたくなるのはもちろんなんですが
涙の塩味と混じって、ちょっぴりセンチメンタルになるストーリーでした。

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初日入場者特典は、テオドーの『ぼくを探しに』オリジナルティーバッグセットです☆

テオドー
ホームページ:http://www.theodor.jp/
ウェブストア:http://shop.theodor.jp/
フランス版ホームページ:http://www.theodor.fr/