恋人たちのアパルトマン Fanfan

図書館で借りた本『恋人たちのアパルトマン』。
原作者はアレクサンドル・ジャルダン。

ソフィー・マルソー主演の同名タイトル映画の監督でもあります。

恋人たちのアパルトマン [DVD]

映画はだいぶ前に見たきりなので、記憶が曖昧ですが・・・

映画ではカーラ・ブルーニの元彼ヴァンサン・ペレーズがダメ男のアレクサンドル役。
ヴァンサンは『愛する者よ、列車に乗れ』の女装が一番よかったな。
本作では自分のルールを頑に守り抜くために、恋に恋い焦がれ恋に泣くーで、とことんプラトニックラブを自ら演出しちゃうという…フランス人らしい哲学的妄想と、フランス人らしからぬ性欲の抑制が錯綜した、なかなか面白い役です。

魅力的な女性・ファンファン役がソフィー・マルソー。
(ファンファンっつーと「大佐」と連想してしまう世代)

愛するファンファンを眺めるために、ファンファンの部屋の向かいに建つ4つ星ホテルに泊まり込むとか、故に金に困って父親の車を売りに出すとか、えげつなさすぎる。
しまいにゃファンファンの部屋の隣の部屋に住み、ファンファンが留守中に壁ぶち抜いてマジックミラー取り付けるとか、更にファンファンの部屋と同じ構造にして「彼女と一緒に住む感覚」を味わうとか…

完全に犯罪の領域っすよ。

ベッドの下で興奮するというと、最近だと『アンナと過ごした4日間』を思い出しますが、いやいや、アレクサンドルの行動は常軌を逸していて、現実離れが甚だしくて、全く以て感情移入もできません。

アンナと過ごした4日間 [DVD]

「しょーもなっ!」「えげつなっ!」
のツッコミ満載ですけど、結局のところソフィー・マルソー様のかわいさが際立ってたなあ、ほんと。

原作を読むのは初めてだったのですが、絵が先行しちゃって妄想が膨らまず残念ー。
でもやっぱり活字だと全然エロさが違う。
マジックミラーも「魔法鏡」だし、「磊落」なんて表現も映像見ていただけじゃ想像もできない。
そして「そんなに好きならさっさとやっちまえよ!」的な、下品なイライラ度も倍増です。

そんなソフィー・マルソー様主演の『マーガレットと素敵な何か』は現在公開中ですよー

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