アサイヤス『冷たい水』をアンスティチュ・フランセ東京にて。

昨日はフランス映画祭2015の最終日。
チケットは一枚だけ購入していたのですが
気がついたら有楽町でなく、飯田橋に向かっていました。

アンスティチュ・フランセ東京 彼らの時代のすべての少年、少女たち

今回も坂本安美さんのセレクトは本当に秀逸!
昨日はアサイヤスの『冷たい水』を鑑賞。
映像の粗さ以外は、20年以上前の作品であることを感じさせない。
なんでもこの作品、シャンタル・プポーさん(メルヴィル・プポーのお母様)が
テレビ局ARTEの「自身の10代の頃を語る」という企画で持ち出したのだとか。

10代の苦悩や葛藤、もどかしさと切なさ、
小さな嘘、大好きな人と大好きな音楽…ああ!胸がいっぱいになる。
初々しさって、なんて美しいんだろう。

確かDVDでも発売はされていないので、
スクリーンで見れてよかった。
『5月のあと』を観終わったときの胸が締め付けられた感じも同時にきた。
やっぱりアサイヤス最高だわ!

上映後は、トークショー。対談相手は樋口泰人さん。
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「自分が思いもしなかった視点から切り取ってくれるので、
いつも樋口さんとお話することを楽しみにしているんです」
とアサイヤスが言ってたように
『SILS MARIA』や『5月の後』との共通項など引きだしてくださっていました。
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樋口さん、音楽に関する造詣が深く、通訳の福崎さんが戸惑う場面もあったけど(笑)
80年代レコ屋さんだったこともあり
「監督は万引きされたことはあるんでしょうか?」なんて質問も飛び出し、楽しい対談でした。

最後の挨拶で周りへ方々の感謝の気持ちを忘れない、
とても素敵なアサイヤスさんでした。

メルシー♪