フランス語で『天井桟敷の人々』を学ぶ 序章

アンスティチュの夏学期、先生が前半バカンスなので5回しかない授業です。

それなのに!
なぜか3時間もある超大作がテーマと言う…

今学期のテーマは、製作期間3年3ヵ月、製作費16億円!!
マルセル・カルネの『天井桟敷の人々』です。

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あまりにも有名過ぎる物語ですが、今一度ここでストーリーをおさらい。

■第一幕『犯罪大通り』
19世紀・パリ。
軟派な男・フレデリックはガランスに一目惚れ。彼の常套パターンでナンパするも撃沈。
ガランスは友人のピエール(ラスネールという仮名)とランデヴー。
二人で街に出て、パントマイムを楽しんでる間に、ピエールはブルジョワな巨漢男から時計を盗んで逃げる。
巨漢男はガランスが盗んだと勘違いして大騒ぎ。
だけどステージ上ですべてを見ていたバチストは、パントマイムでその一部始終を演じる。
ガランスの疑いは晴れる。
バチストはガランスに恋をする。

…と、ストーリーはこんな感じで始まります。

「あら、ガランスってこんな声だったかしら」
「もう20年振りに見たから忘れちゃったわよー」
なんて同じクラスの方々が談笑する中、

「お、おら…じぇじぇ、じぇんじぇん、全然…き…聞き取れねえ」

そんなに難しい台詞はまだ出て来てないのに
昔の映画独特の音の籠り方もあるこたあるけど、
ほんと難しい!!!

では今日は序章と言うことで1フレーズのみ。

Un spectacle pour ceux qui n’ont pas les yeux dans leur poche,
pour ceux qui savent apprécier la beauté, entrez!

客寄せバトラーの台詞。

n’avoir pas les yeux dans leur poche
⇒目をポケットに入れない
⇒よく見る⇒目が離せない

ああ、あまちゃん一日三回も見てる場合じゃねえ。
勉強しよ。

天井桟敷の人々 [DVD]