ドニ・ラヴァン 舞台『眠りのすべて』

ドニ・ラヴァンが来日!

舞台『眠りのすべて』を観てきましたー。

開演直前、ロビーをウロウロしているドニ。
「イラッシャイマセー」と日本語で挨拶。
わたしゃ感動で微笑むしかできなかったよ…

うわー。アレックスより人間らしい顔になってるー。
でもやっぱり段ボールハウスがよく似合う…

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横に並ぶと身長162cmの私より明らかに小さかった。プチドニ。
そしてフツーに観客と同じトイレに入って行くという…

舞台は「眠り」をテーマにしたもの。
振付師が実生活で睡眠障害に陥り、通院して行くうえで
「これはネタが盛りだくさん!」と着想を得たのだとか。

開場は開演の15分前でしたが、既に出演者が舞台で寝ているではないか…

始まってすぐ「ややややばい、このアート感、私にはわかるだろうか、、、」と不安が過ったけど
結構コミカルで面白い作品でした。
大きな鏡を天井から吊るす演出なんかは新鮮だったし。

ドニは最初の方は台詞とオーバーアクションだけだったので油断してたけど
後半から動く動く動くーーーーー
前の方で見ていたので汗の匂いがするくらいでしたよ。
ドニ様、息切れもすごかったけど。

アリン・ブラズ・ダ・シルヴァの美しさが際立ってたなー。
長い手足、メグ・ライアン系のパーツの大きい顔、そしてパンツの食い込みがナイス。
ドニ目当ての舞台だったけど、彼女に視線がロックオンされる時間が長かった。

舞台上ではなでしこ澤にちょっと似てるかもー、なんて見てた韓国人ユンエ・キムさんも、上演後に横で見たら、片手ですっぽり隠れるくらいの小さい顔して華奢で本当にかわいらしかった。

上演後はトークショー。
他の人が話している最中にタバコ巻き始めるわ(いやー、またよく似合うんだ、これが)、通訳さんが翻訳している間におしゃべりするわで、落ち着きのないドニ様。
自由だな。

とは言っても、生ドニ様の口からカラックスの名前を聞けたのは感動で。

「元々パントマイム等路上パフォーマンスをやっていたので、原点に戻って来た感じだ」
と、映画とはまったく別の土俵である舞台で演じられたことを喜んでいたようです。
今回はかなり急なオファーだったのだけど、『Merde!』の撮影で来日したときに東京が気に入ってくれたらしく、二つ返事で快諾したのだとか。

うーん、メルドねえ、、、
正直好きじゃない作品だけど、ドニがジャポンを気に入ってくれたのなら。。。

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この『眠りのすべて』という作品は2009年が初演らしく、ドニ以外のキャストは初演からの固定メンバーだそうで、日本公演のために特別にドニにオファーしたそうです。
(振付師のマリオンとドニは昔からの知り合いなんですね)

一時間ほどのトークショーが終わり、出待ちして「ポンヌフの恋人」DVDジャケにサインしてもらおうかと思っていた矢先・・・

舞台で使っていた大量の枕がロビーに投げ込まれ
「ちょっと待ってくれればこれにサインしてくれますよ」
とな。

マジかーーーーー!!

間もなくドニ様ご登場。

あれだけ動き回ってかなりお疲れなんだろうけど、一人一人めちゃくちゃ丁寧に接してくださる。
2ショットにも応じて、、、やさしーい。

本当に枕にサインしてる。
「サンキュー」と言うファンに「De rien」と返すドニ様。

名前のスペルを英語で言うファンに「英語わかんないよ…」とポツリ。
「i(アイ)」と言っても「y」って書かれてた人もいたなー。
アルファベもわかんないドニ様、好感持てるわー。

ドニ様、ひとつひとつサインに力を込めてるから時間かかるかかる…

「これじゃ真夜中までかかっちゃうけど…」
っていう関係者のつぶやきが聞こえたので、DVDへのサインと2ショットは諦めて、この日限定・枕サインだけいただきました。
それでも十分。メルシー☆☆

この後、この枕を抱えて東京横断帰宅。
北風が冷たかったけど、心はあったかい、いい夜でした。

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両国だったし、一人ちゃんこして帰ればよかったな。